髙﨑紗弥香『沈黙の海へ』

 注目の新鋭、ファースト写真集 

日本アルプスを縦断して出会った、崇高なまでに美しい自然。彼女に撮影されるまで、誰の目にも触れることがなかった風景。大型サイズ・高精細印刷による、紙の本でしか味わえない、心に深く沁み入る体験を。

初夏、山に登ったら4ヶ月降りてこない。
その間、山の上で写真を撮り続ける。
作家の「生き方」と作品が深く繋がっている。
そこに彼女の写真の強さがある。
髙﨑さんの潔さ、それはひとつの才能なんですよ。
――南條史生(森美術館館長。本書推薦文より)

髙﨑紗弥香は、初夏から晩秋にかけて御嶽山の山小屋で働きながら、撮影を続けている写真家です。自分以外の人間が存在しない自然の中に立ち、風景と感応するようにしてさまざまな作品を生み出し、近年注目を集めてきました。本書『沈黙の海へ』は、彼女の初めての写真集です。

本書に収録した写真は、彼女が2014年に行なった、日本海から太平洋を縦断する単独行において撮影されました。新潟・親不知の海抜ゼロメートルを起点に、北アルプス→乗鞍岳→御嶽山→中央アルプス→南アルプス→最終地点の静岡・駿河湾へ至る43日間。一人で歩く過程で写真に収められた風景は、日本の自然でありながら、まったく未知の場所に降り立ったかのような新鮮な印象を与えるものとなっています。

これまでの「自然写真」「風景写真」というカテゴリーを超えた、新しいイメージの誕生です。

日本海から太平洋まで、日本アルプスを縦断した。
辿り着いた時、満たされた気持ちになったのは、静けさの境地、内的な静寂によるものだった。
それは海のように深く、穏やかに私の内なる境界を超えて広がった。
長い時間山の中にいたことで、感覚が研ぎ澄まされ、森の匂いにさえも感謝しながら歩いていた。
自然の圧倒的な美しさを前に、私はただただ「ありがとうございます」としか言えなかった。
感謝は祈り、そして沈黙の海へと向かう入口である。
感じ方ひとつで世界は一変する。
――髙﨑紗弥香(本書より)

 

 本書の概要 

■写真13点(カラー)
■B4変型判(279mm×406mm)、32ページ
■上製(カバーなし、帯+シュリンク)
■定価=本体5,000円(税別)
■ISBN 978-4-908251-05-4
■デザイン=鈴木成一、岩田和美(鈴木成一デザイン室)
■用紙=株式会社竹尾
■印刷・製本=株式会社東京印書館(プリンティング・ディレクション=高柳昇)

 

 略歴 

1982 東京都生まれ
2005 法政大学社会学部社会政策科学科卒業
個展
2013 木々の肖像(GALLERYエクリュの森、静岡)、SNOW SUITES(六本木ヒルズクラブ、東京)
2015 沈黙の海へ(GALLERYエクリュの森、静岡)、Landscape(Bunkamura Wall Gallery、東京)
http://www.sayakatakasaki.com

 

 刊行記念展示 

destination Tokyo ART WINDOW(終了)
2016年11月23日(水・祝)-12月2日(金)11:00-22:00(土・日・祝=10:30-22:00)
東京都新宿区新宿 3-38-1 ルミネエストB2F
https://destination-hpf.com

GALLERYエクリュの森 髙﨑紗弥香写真集出版記念展「沈黙の海へ」(終了)
2016年12月3日(土)-17日(土)11:00-18:00(休廊日=5日、11日、12日)
静岡県三島市大宮町2-16-21伸和ビル1階
http://www.ecru-no-mori.jp

恵文社一乗寺店(店内壁面展示)
2017年1月10日(月)-31日(火)10:00-21:00
京都市左京区一乗寺払殿町10
http://www.keibunsha-store.com
ブログ記事 http://keibunshabooks.hatenablog.com/entry/2017/01/18/173613

梅田蔦屋書店(キタムラ Apple正規サービスプロバイダ壁面)
2017年2月1日(水)-4月30日(日)7:00-23:00
大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ9F
http://real.tsite.jp/umeda/event/2017/01/post-250.html

 

 ネットでのご購入 

Adachi Press Online Shop
Amazon
honto

English Page