近刊予定

 vanitas No. 005 

責任編集=蘆田裕史+水野大二郎
特集=ファッション・デザイン・アート
定価=1800円+税

【本書「introduction」より】
「今号では、ファッション・デザイン・アートがそれぞれ独立したジャンルであることを前提としながらも、現在において各分野がどのような関係を結びつつあるのか、多様な側面からの検証を試みます。インタビューでは、東京藝大で美学を学んだファッションデザイナーの小野智海氏、ファッションデザイナーやスタイリストとのコラボレーションも多い演劇作家の藤田貴大氏、Googleの『プロジェクト・ジャカード』の開発にも携わるデザイナー/アーティストの福原志保氏の三者に話を聞いています。論文では、先述のファッションとアートをめぐる展覧会の意義を明らかにする利根川由奈氏、バイオファッションという新しい動向を探る高橋洋介・川崎和也両氏のテクストを掲載しています」
(当初予定より刊行が遅くなりましたことを、お詫び申し上げます)

 パティ・スミス『Woolgathering』 

『ジャスト・キッズ』以前、少女時代のパティ・スミスがここに。1992年、45歳のときに刊行、2012年に再刊された回想録。宝石のように輝く、大切な思い出をひとつひとつ拾い集め、みずみずしいタッチで描く。

【リンク】
原著出版社New Directiopnsのサイト
ロサンゼルス・タイムズ Critic’s Notebook: Patti Smith’s ‘Woolgathering’
ガーディアン Woolgathering by Patti Smith – review

 

 クレア・マッカーデル『What Shall I Wear?』 

1940〜50年代に活躍し、パリのモードとは異なる第二次世界大戦後の「アメリカン・ルック」を確立した伝説的ファッションデザイナー、クレア・マッカーデル(1905-1958)。本書は彼女自身が語るファッション哲学&指南(原著1955年)。いまなお古びることのない、いまこそ必要なヒントが満載。

【『vanitas』No. 003紹介記事より】
「彼女はこのように言う。『私のアイディアの多くは私自身の問題――それはあなたがたの問題でもあるでしょう――を解決しようとすることから生まれます』(…)マッカーデルのデザイン観が散りばめられた本書は、いまだにファッションを自己表現と捉えたり、あるいはヴィジュアル的なインパクトのみを重視したり、あるいは文化や環境の違いを考慮に入れることなくヨーロッパのスタイルを模倣するデザイナーであふれている現代の日本でこそ読まれるべきだろう」

【リンク】
ウィキペディア:クレア・マッカーデル
メトロポリタン美術館:Claire McCardell
ModCloth Blog: Vintage View: What Shall I Wear?

 

  ロザムンド・ヤング『The Secret Life of Cows』 

イギリスでオーガニック農場を経営する著者が、牛をはじめ、鶏、羊、豚たちの個性豊かな暮らしぶりを愛情とユーモアを込めて描き出したエッセイ(原著2003年、2017年再刊)。「この農場は“オーガニック”という概念がなかったころから、自然な環境での飼育を経営理念に掲げており、ここの従業員たちは、牛乳を飲めばどの牛から絞られたものかわかるという。工場的な農場経営について、著者はわたしがこれまでに読んだどんな文章よりもシンプルで説得力のある反論を唱え、その意見の根拠は純粋に日々の経験に基づいている」(イギリスの劇作家、アラン・ベネットの序文より)。

【リンク】
原著出版社Faber & Faberのサイト
著者一家が経営するKite’s Nest Farm(カイツ・ネスト・ファーム)の紹介
The Telegraphによる本書の紹介記事

刊行日は変更になる場合がございます。ご了承ください。